告訴はすべて「嫌疑なし」で終結

数々の告訴・告発も検察当局の捜査の結果「嫌疑なし」と判断された

先に述べたように、1999年に鄭明析牧師が海外宣教に出発して以降、複数の元信者たちが、鄭明析牧師から性的被害を受けたと、韓国の警察当局に告訴状を提出した。マスメディアによる歪曲された報道や反対組織「エクソドス」の一方的な虚偽主張により、世間はあたかも告訴内容が真実であるかのように捉え、鄭明析牧師と摂理に対する批判を強めてきた。

韓国の検察・警察当局は、告訴された被疑事実について捜査を進めた。そして、鄭明析牧師が2001年2月から3月に韓国に帰国した際には、事情聴取も行われた。捜査は長期に及んだが、最終的にすべての被疑事実について「嫌疑なし」(*注)という結論が下された。そして鄭明析牧師は、海外宣教のために韓国を出国した。仮に何らかの嫌疑がある場合、韓国では「出国禁止処分」という行政措置を取ることができるので、韓国を出国できたことも、検察・警察当局が告訴事実を問題視していなかったことの結果といえるであろう。なお、この後「エクソドス」の代表者たちは、韓国の検察・警察当局の捜査権が及ばない外国で性的被害を受けたと主張していく。鄭明析牧師に下された懲役10年の判決は、韓国国外での性的暴行を理由とするものだ。この点については後述する。

鄭明析牧師が懲役10年の判決を受けて、刑務所で服役中の間も、鄭明析牧師と摂理に対してさまざまな告訴・告発がなされた。しかしながら、2012年10月までに検察当局はいずれの告訴・告発もやはり「嫌疑なし」との結論を下した。

*注:検察が下す結論の中で、「嫌疑なし」とは、嫌疑は認められるが起訴する必要がないとする「起訴猶予」や、被疑事実を疑わせる事情があるが立件に足りる証拠がない「嫌疑不十分」という結論と異なり、まさにその被疑事実を疑わせる事情が認められない、という結論である。

→「金銭要求と「脱会ビジネス」